松戸市 森のホール21
杏里、40周年ライブで自身最多24曲熱唱「しゃべらないでいっちゃいます」
歌手の杏里(56)が2日、東京・中野サンプラザで、国内ツアーの初日を迎えた。往年の名曲から1日にリリースした新アルバム「ANRI」の楽曲まで、ライブで自身最多となる24曲を熱唱した。
黒のシックなドレスで登場。自身が作詞・作曲を手掛けたダンサブルな新曲「Catch The Wave」で幕が開けると、超満員約2200人のボルテージが一気に上がった。杏里は「昨年8月2日の中野サンプラザ(公演)で約束した通り、8月2日に戻ってきました!」と、会場に呼びかけた。
今年はデビュー40周年。節目を飾るツアーの選曲について「(公式ファンクラブの)Solの会員の皆さんからたくさんのリクエストを頂き、悩みました」と告白。「今日はこれまでで曲の数が一番多い。しゃべらないでいっちゃいます」と気合を入れた。
新アルバムの楽曲「Don,t Stop Dreaminng」で初コラボした、元ヒップホップグループ「SOUL’d OUT」のメンバーでラッパーのDiggy―MO’との共演も実現した。
終盤、「CAT’S EYE」のイントロが流れると、ファンは総立ち。「悲しみがとまらない」では、6色のペンライトの光が会場中に揺れた。アンコールでは「オリビアを聴きながら」をしっとりと歌い上げた。「40周年を迎えましたが、1年1年が私にとってはアニバーサリーイヤーです」とファンに感謝を告げ、舞台を降りた。
ツアーは今後、地元の神奈川県民ホール、神戸国際会館こくさいホールなどを回り、9月22日の森のホール21(千葉県松戸市)まで計8公演を予定。